ECR33タイプM★RB26スワップ
ACT7.
今回はスワップ時の配線講座といきましょう。
地味な作業もあるわけですよ。
違うエンジンを載せるわけですから、そのエンジンが動くようしなければいけません。
よく「配線図とニラメッコ」なんて言いますが、方法はいくつかあります。
エンジンというのは、配線とコンピューターと基本的にセットです。
それが車体ハーネスと繋がっています。
エンジンが違えば、この部分の接続はそのままでは普通は無理。
たとえばR33タイプMとR33GT−Rの場合は、同じカプラーを使っていて、
配線の色もほとんど同じだったりします。
でもそれぞれの配線の役割はけっこう違って、
繋がるからといって繋げてもエンジンは動きません。
だったら車体側のハーネスもGT−R用にしてしまえば良いのでは?
かなり面倒ですが、実はそれもアリです。
ちなみに、うちのアルトは元が550ccのエンジンで660ccのエンジンにスワップしてありますが、
この配線総取替えという方法を取っています。
またたとえばRB20のスカイラインにRB25などをスワップするときは、
RB20のエンジンハーネスとコンピューターを使って、RB25を動かしてしまったりします。
合わないセッティングはROMチューンで合わせてしまい、可変バルタイなどを無視してしまったりします。
ちなみに180SXにS14エンジンをこの方法で載せてたりします。
ヘッドカバーが赤いですが、S14エンジンで車体は180SXです。
んで実際にRB26スワップの場合は、どんな方法を取るかというと、
RB26のエンジンハーネスを車体側のタイプMに合わせて加工します。
配線図が必ず必要になるのですが、この配線図、、、見てるだけでツライです。
またRismyでは、多少面倒でも「エンジンハーネスも加工。車体ハーネスも加工。」という方法は取りません。
車体ハーネスは無加工をモットーとしています。
それは、そのどちらとも加工してしまっていると、エンジンがかからなかった場合に、不具合箇所を追いづらいからです。
ちょっと想像が付きにくいかもしれないですが、ほぼすべての配線の接続先を確認したうえで、
エンジンと車体のハーネスを合わせていきます。
解析が終われば、「この配線はココへ、これはこっちへ。」といった簡単な説明で済んでしまうんですけどね。
GT−Rは『スカイラインの最上級グレード』って感じがするかもしれませんが、
制御を解析していくと、実はクルマとしては案外タイプMより原始的であることに気付きます。
かな〜りメシのタネなので、どこをどのように加工するとかは公開はナシね。
というわけで完成したRB26スワップ配線がコレ↓です。
左から、加工した際の残骸、RB25DET・ECCSハーネス、ECR33用RB26スワップハーネスです。
これに加えて、RB25とRB26はインジェクターの抵抗値が違うので、レジスターも追加します。
これも取り付場所を決めて、それに合わせて配線の長さを調整し、カプラーを付け替えてありますよ。
ここね
エンジンスワップの山場なんだけど・・・
なんかつまんねー!
ま、いっか。
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