ECR33タイプM★RB26スワップ

ACT8.

 

実はちょこちょこ部品待ちで、あまりはかどってませんが・・・

 

 

前々回あたりで、タービンの水ラインとオイルラインがエンジンマウントブラケットに干渉すると話しましたが

その問題を解決するためにEARL’Sでラインを作りました。

これが純正のラインです。

これがあると、どうやったってマウントブラケットは付きません。

そんでもって、こっち↓が新しく作ったラインです。

  

純正のラインがなんだか必要以上に長さを稼いでいるので、なんか意味があるのかと思ったのですが、

前後のタービンとも長さが違うし、別に意味は無い様なので普通にラインを作りました。

ただEARL’Sのフィッティングもそのままでは使えず、加工しています。

フィッティングの加工は本来やるべきではないので、もし真似する場合は、よくフィッティングを熟知した上でやっちゃってください。

 

ラインはステンメッシュなんですが、シルバーの耐熱カバーで保護しています。

ちなみに耐熱温度は1500℃以上。タービンの熱からも余裕で保護してくれます。

これはシルバーですが、メーカーを選ぶことでけっこういろんな色が選べます。

たとえば、HKSはエアロクイップ社製で赤、トラストはEARL’S製でオレンジ、BLITZはオリジナルで青だったかな?

どこのも高い(約¥3500/m〜)ですけどね!(笑)

 

これでマウントブラケットが装着できるので、エンジンマウントも付けられます。

んで、エンジンマウント。

マウントはオーナーさんの希望もあり、nismo製の強化にします。

エンジンマウントの強化は、すごく効果的なのでオススメですよ!

 

エンジンが下りているとやりやすい作業をやっちゃいます。

今回はABSを外すことになりました。

RB26になって、タービンは2個になっちゃったし、でっかいインタークーラーは付くしで、

重量は重くなるので、軽く出来るところは軽くしたいですよね。

ABSはヒューズを抜いて殺してしまうのではなく、ユニットごと外してしまいます。

別にユニットを残してもいいのかもしれないですけど『仕事してないものは外す』

レースカーの世界では常識です。

あと、殺しているのに残していると、万が一なんかの誤作動でもしたら、

ブレーキだけに命に関りますからね。

 

左の画像から、ABSユニットを外すと右の画像のようになります。

ABS付きだと、マスターからの配管は、ABSユニットへ2本、

ABSユニットからフロント左右のブレーキへそれぞれ1本ずつ、

そしてリヤへ1本と、合計5本ものブレーキ配管がエンジンルーム内を這い回ります。

それがユニットを外すことで、マスターからの3本のみとなって、すごくスッキリします。

ちなみにECR33タイプMにもABS無しモデルが存在するので、

マスターや配管は他車種流用ではなくECR33用を使うことが出来ます。

これが今回購入した配管3本です。

こいつを仕込んでいきます。加工は要りません。

 

運転席側・・・助手席側・・・

そしてマスターシリンダーです。

今回は数年放置されていたマスターを使うので、OHします。

使うマスターはABS無し用のECR33タイプM用ですが、

ABS無しのスカイラインはタマ数が少ないので、中古パーツとしても希少。

同じようなことをやりたい場合は、S14ターボのABS無し用が使えます。

ガワは同じです。

中身のピストンが違います。

OH用のピストンキットにR33タイプM用を使えばタイプM用になります。

 

OHが済んだマスターを付けて、フィッティングを締めればOKです。

ちなみにこの『ABS』ってのがあたしは嫌いです。

ABSがあった方が速く走れるとしても、自分のクルマだったらABS取っちゃうでしょうね。

今はスロットルも電子制御になってきちゃってるんだけど、どうなんですか?

ブレーキもアクセルもガバっと踏めば、クルマの方が勝手に最高効率で加速させたり減速させたり。

つまんねーよ、そんなの。(笑)

 

雪国に住んでたら欲しいかな?(苦笑)

 

話が逸れました。

続いて、今回はGT−R純正のインタークーラーを流用するので、

GT−Rの部品を使って取り付けられるようにします。

まずフレーム先端がインタークーラーと干渉するので、カットします。

 

ピンボケだ。

これ、フロントのフレーム先端なんですが、余裕をもってピンクで線を引いたあたりでカットします。

そしてこんな↓感じ。

 

切断したところは、鉄むき出しになるので、バリを取り、面を落とし、タッチペンで錆び止めをしておきます。

切り粉もきれいに飛ばしておきます。

 

ここにGT−R純正のインタークーラーマウントをフレームに正確に穴を開けて取り付けます。

下側から2箇所、横から一箇所です。

コレをこんな風に↓。

ちなみにあたしがどのくらい正確に穴あけをしたかというと・・・・

こんな感じ。

すげー、ぴったり。

あたし、最高!(爆)

 

あ、ちょこちょこ見てるとエンジンルームが作業をするにつれて、きれいになってるのに気づきましたか?

ちょっと紹介します。

  

汚れたエンジンルームに、海綿活性剤を吹き付けて・・・

拭き取れば、あら不思議!

ピカピカじゃない?

 

 

 

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